諏訪清陵高校 剣道 南信大会 上原一馬

 
剣道 男子団体 諏訪清陵 22年ぶり南信優勝
 
剣道の県高校新人大会は20、21日、上田市自然運動公園体育館で男女の団体と個人を行う。諏訪勢の団体は男子で南信予選を制した諏訪清陵と岡谷工、女子は諏訪清陵と岡谷南の各2校が出場。個人は女子の伊藤楓(諏訪二葉)が挑む。 (大枝令)
 
練習充実し今季成長 来春見据え一戦必勝
 
男子の諏訪清陵は今季、1年生の加入で戦力がアップした上、練習内容も一変して成長した。22年ぶりに南信1位の座をつかみ、県舞台では来春の総体に向けて手応えを得たい考え。平林主将は「目の前の勝を確実に取れるよう、集中して戦う」と意気軒高だ。
 
11人中7人を占める1年生に粒がそろった。先鋒の吉池は積極的に攻める展開が持ち味で、続く井出弘は小手-面の連続技を覚えて成長した。中堅は中学時代の新人戦県大会で個人3位の井出悠。予選4試合で3勝1分けと安定感があり、本番でも「チームのために最善を尽くす」と話す。
 
1年生の台頭に「うかうかしていられない」と主将の平林。自身は176cmで懐が深く、団体戦では勝負強さも発揮。南信予選決勝は1勝1分け2敗で迎えた大将戦で2本を奪い、本数勝ちに持ち込んだ。将の小口は巻き技、払い技などを絡めた自在の攻めを得意とする。
 
4月、練習が大幅に変わった。 野沢北高などでの競技歴を持つ上原監督が就任。「文武両道」の観点から練習を平日のみの1日2時間に限定し、効率的に鍛えるメニューを構築した。 出席率や勝敗の表をつくって競争力を高め、器具を使った24種類の筋力トレーニングも取り入れた。
 
団体は男女とも県内4地区の上位計32校が参加してトーナメント戦を行い、上位4校が北信越大会への出場権を得る。勝ち残れば、準々決勝で前回覇者の佐久長聖と当たる組み合わせ。上原監督は「県の舞台でも戦えるという手応えをつかんでほしい」と期待する。
 
《諏訪清陵メンバー》
順番 選   手 学年 段位  出身中学
先鋒 吉池 崚佑 ① 二段 岡谷北部
次鋒 井出弘太郎 ① 二段 茅野北部
中堅 井出 悠太 ① 二段 岡谷西部
副将 小口 拓真 ② 二段 岡谷南部
大将 平林  怜 ② 二段 諏訪西(主将)
   笠原 洸城 ② 初段 岡谷北部
   河西 宥尚 ① 初段 諏訪南
【監督】上原 一馬
 
〔 長野日報 2010年(平成22年)11月16日 火曜日 〕