「第14回 信州国展」・「新しい眼 in NAGANO 2020」は、

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、中止となりました。

(期日を改め開催する予定です。)

第14回 信州国展 概要

■ 第14回 信州国展

  会期 2020年3月25日〈水〉→3月29日〈日〉

  会場 松本市美術館入場料=無料

  時間 午前9時→午後5時(最終日は4時まで)

  主催 信州国画会

  後援 長野県教育委員会、松本市教育委員会、塩尻市教育委員会、安曇野市教育委員会、信濃毎日新聞社、MGプレス、市民タイムス

第14回 信州国展 会期中イベントⅠ

作品研究会「作品の見方・作り方」

2020年3月25日(水) 9:30~

作者本人による作品解説と、首都圏から講師を招き国展審査に携わる国画会会員による講評を行います。

作品の見方や作り手の考え方を知りたいという人におすすめのイベントです。

どなたでも無料・予約不要・入退場自由で見学できます。

第14回 信州国展 会期中イベントⅡ

第13回信州国展パネルディスカッション

パネルディスカッション「創作の現場~誰にも語らなかった作り手の話~」

2020年3月29日(日) 13:30~

国画会会員作家ら5名がアトリエを飛び出し、座談会形式の講演で熱い制作談義を交わします。

制作する上で重要なことがらを、同一テーマで多様な作家が考えを語り合うという、貴重な機会をつくることができました。普段語られることのない制作秘話を聞くことができます。

前回100数名以上が参加した人気のイベントです。作家のこころを聞いてみたい人や自分でも制作をしてみたい人におすすめです。お聞き逃しなく。

どなたでも無料・予約不要・入退場自由で聴講できます。

司  会

絵画部 会員‥‥上 原 一 馬

パネリスト

絵画部 会員‥‥高 山 正 弘

絵画部 会員‥‥浜   福 子

版画部 会員‥‥波 岸 康 幸

工芸部 会員‥‥北 原   進

写真部 会員‥‥荒 井 道 彦

ディスカッション内容

 □ 発想の方法とは      何から始めてどう組み立てるか

 □ 構図や形・色の決め方は  エスキース(下絵)はどのようにするか

 □ 技法と表現の方法とは   技法と表現のバランスはどう取るか 

 □ 制作の秘密道具は     こだわりの道具とは

 □ 遠近・重なりのつけ方は  空間やもの同士の関係の作り方とは

 □ マチエールはどう出すか  質感を出す際 気をつけることは

 □ 制作のモチベーションを維持するには 制作活動を継続させる心がけは

第14回 信州国展 出品作家

絵画部

畔 上 朝 一   飯 島   基   上 原 一 馬

碓 井 恵 子   上 條 喜美子   北 原 勝 史

越 山 公 夫   柴 田 久 慶   高 山 正 弘

浜   福 子   山 岸 恵 子   飯 嶋 公 子

小 林 修一郎   関   美枝子   丸 山 恵 子

青 木 勇 治   有 賀 正 吉   柄 沢 美恵子

小 林 玲 子   小 松 紘 一   小 松 秀 徳

伴 野   平   中 嶋 由美子   畑   斡 子

林   節 子   降 旗 和 子   増 田 登志子

吉 沢 信 幸   吉 田 嘉 名   吉 野 易 子

梅 田   力   大 澤 章 子   大 脇 弘 造   

こばやしようこ   高 山 俊 子   町 田 洋 子

山 本 和 子   

版画部

京 野 早 苗   柴 田 吉 郎   白 鳥   勲

波 岸 康 幸   山 浦 久 人   池 内 通 子

工芸部

北 原   進   谷   進一郎   小 林 慶 子

小 林   登   浅 沼 真 知   小 林 寛 子

写真部

荒 井 道 彦   和 田 亘裕樹   川 澄 陽 一

植 田 清 志  

 

国展とは―自由を求めた作家たち

出典:「日本史のアーカイブ」(東京法令出版)明治の文化⑤洋画

もともとは、官展であった「文展」の閉塞感から、自由な表現と発表の場を求めた作家達が設立した展覧会です。

「自由な創作ができなければ本物の芸術は生まれない ―」。「文展」の一部幹部による不透明な審査への疑問が、発足時の出発点であるため、国展は今もすべて「合議」による運営方法をとっています。

匿名・多数決でプロの作家が新しい作家を審査するというスタイルは現在も続き、「新鮮で価値ある本物の表現」を評価し、輩出し続ける展覧会となっています。

特に今年度は、国展の創立に寄与した柳宗悦を中心とする「民藝」100年の節目を迎えました。5月には松本民芸の中心地である松本市でも、展覧会「アウト・オブ・民藝」が開催されるなど、歴史を含めあらためて国展の活動に対する評価が高まっています。

信州国展とは―中央文化の風を信州へ

「信州国展」は国展の長野県内作家による展覧会です。三年に一度の信州国展は今回で14回目を迎えます。

全国に出品作家のいることも国展の特徴です。全国規模の審査にもまれ、首都圏で学んだり活動した芸術文化の風を、地元信州へ広めていくことを作家達は使命だと考えています。

信州・長野で養われた感性を中央へ、中央の芸術文化の風を長野へ。信州国展の作家達は県内の芸術文化の振興に努めています。

今回の信州国展は―活躍する長野の作家たち

今回の信州国展には、絵画部37名、版画部6名、工芸部6名、写真部4名、計53名が出品します。

絵画は油彩やアクリルから半立体まで新たな素材を生かした作品。版画はエッチングやアクアチントなどの線の集積による手の込んだ作品。工芸は木工芸や漆工芸など信州の伝統技術を盛り込んだ作品。写真は風景写真の他CG技術と写真の融合を試みる作品。など4部門によるバラエティーに富んだ作品の数々が出品されます。

この3年間で、この信州国展のメンバーの中から絵画部1名、版画部1名、写真部1名、計3名が国展の本展で受賞しました。中央で評価される県内作家の作品が、県内で見られる貴重な機会となっています。

第13回 信州国展の様子 ①

第13回 信州国展の様子 ②

第13回 信州国展の様子 ③

同時開催

新人選抜企画展《新しい眼 in NAGANO 2020》

長野県内から選抜された、新しい感性を持つ作家達の作品を展示する企画展です。

長野県内で活動する新人作家の発表活動支援し、県内美術界の活性化を図ることを目的として開催します。

《小中高生フォトフェスタ入選・入賞者展》

今年度の第93回国展で写真部創設80周年記念企画展として開催された、「小中高生フォトフェスタ」。全国からの応募作品総数は1318点にのぼり、1次審査・2次審査を経て入選作品は750点、そのうち39作品が優秀賞・奨励賞を受賞されました。

これらの入選・受賞作品のうち、長野県から出品された作品53点(うち優秀賞2点、奨励賞4点)を展示します。長野県の若者たち・子供たちの写真作品をお楽しみください。

 会期 2020年3月25日〈水〉→3月29日〈日〉

 会場 松本市美術館入場料=無料

 時間 午前9時→午後5時(最終日は4時まで)

 主催 新人企画展「新しい眼 in NAGANO」実行委員会

 後援 長野県教育委員会、松本市教育委員会、塩尻市教育委員会、安曇野市教育委員会、信濃毎日新聞社、MGプレス、市民タイムス

新人選抜企画展《新しい眼 in NAGANO 2020》 会期中イベント

■ギャラリートーク「ボクらはコウして」

2020年3月29日(日) 11:00~

新人選抜企画展出品者による解説・対話形式のトークイベントです。

作家自身が作品について分かりやすく解説します。

新しい美術表現や新人作家の今に興味がある人におすすめです。

新人選抜企画展《新しい眼 in NAGANO 2020》 出品作家

〔絵画〕

石 井 知 佳   石 川 麻優子   岩 井 美 樹

大 澤 志 乃   大 森 康 一   塩 原 理絵子

津 田 翔 一   野 田 ふ み   増 田 瑠 奈

松 澤 興 成   油 井 祥 子

〔写真〕

加 勢 春 樹

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