第15回 信州国展《国展NAGANOアートフェスタ2023》概要

■ 第15回 信州国展《国展NAGANOアートフェスタ2023》

  会期 2023年1月5日〈木〉→1月9日〈月祝〉

  会場 松本市美術館入場料=無料

  時間 午前9時→午後5時(最終日は4時まで)

  主催 信州国画会

  後援 長野県教育委員会、松本市教育委員会、塩尻市教育委員会、安曇野市教育委員会、信濃毎日新聞社、MGプレス、市民タイムス

第15回 信州国展《国展NAGANOアートフェスタ2023》会期中イベントⅠ

■公開作品研究会「作品の見方・作り方」

2023年1月5日〈木〉 9:30~

作者本人による作品解説と、首都圏から講師を招き国展審査に携わる国画会会員による講評を行います。

作品の見方や作り手の考え方を知りたいという人におすすめのイベントです。

どなたでも無料・予約不要・入退場自由で見学できます。

第15回 信州国展《国展NAGANOアートフェスタ2023》会期中イベントⅡ

第13回信州国展パネルディスカッション

パネルディスカッション「創作の現場~誰にも語らなかった作り手の話~」

2023年1月9日〈月祝〉13:30~

国画会会員作家ら5名がアトリエを飛び出し、座談会形式の講演で熱い制作談義を交わします。

制作する上で重要なことがらを、同一テーマで多様な作家が考えを語り合うという、貴重な機会をつくることができました。普段語られることのない制作秘話を聞くことができます。

前回100数名以上が参加した人気のイベントです。作家のこころを聞いてみたい人や自分でも制作をしてみたい人におすすめです。お聞き逃しなく。

どなたでも無料・予約不要・入退場自由で聴講できます。

司  会

絵画部 会員‥‥上 原 一 馬

パネリスト

絵画部 会員‥‥高 山 正 弘

絵画部 会員‥‥浜   福 子

新しい眼  ‥‥大 森 康 一

工芸部 会員‥‥北 原   進

写真部 会友‥‥植 田 清 志

ディスカッション内容

 □ 発想の方法とは      何から始めてどう組み立てるか

 □ 構図や形・色の決め方は  エスキース(下絵)はどのようにするか

 □ 技法と表現の方法とは   技法と表現のバランスはどう取るか 

 □ 制作の秘密道具は     こだわりの道具とは

 □ 遠近・重なりのつけ方は  空間やもの同士の関係の作り方とは

 □ マチエールはどう出すか  質感を出す際 気をつけることは

 □ 制作のモチベーションを維持するには 制作活動を継続させる心がけは

第15回 信州国展《国展NAGANOアートフェスタ》出品作家

絵画部

畔 上 朝 一   飯 島   基

上 原 一 馬   碓 井 恵 子

上 條 喜美子   北 原 勝 史

越 山 公 夫   柴 田 久 慶

高 山 正 弘   浜   福 子

山 岸 恵 子   青 木 勇 治

飯 嶋 公 子   関   美枝子

丸 山 恵 子   大 澤 章 子

大 脇 弘 造   小 林 玲 子

小 松 紘 一   小 松 秀 徳

中 嶋 由美子   畑   斡 子

林   節 子   降 旗 和 子

増 田 登志子   町 田 洋 子

山 本 和 子   吉 沢 信 幸

吉 田 嘉 名   吉 野 易 子

こばやしようこ   高 山 俊 子

版画部

柴 田 吉 郎

工芸部

北 原   進   谷   進一郎

小 林 慶 子   小 林   登

浅 沼 真 知   小 林 寛 子

羽毛田   操

写真部

和 田 亘裕樹   川 澄 陽 一

植 田 清 志

 

国展とは―自由を求めた作家たち

出典:「日本史のアーカイブ」(東京法令出版)明治の文化⑤洋画

もともとは、官展であった「文展」の閉塞感から、自由な表現と発表の場を求めた作家達が設立した展覧会です。

「自由な創作ができなければ本物の芸術は生まれない ―」。「文展」の一部幹部による不透明な審査への疑問が、発足時の出発点であるため、国展は今もすべて「合議」による運営方法をとっています。

匿名・多数決でプロの作家が新しい作家を審査するというスタイルは現在も続き、「新鮮で価値ある本物の表現」を評価し、輩出し続ける展覧会となっています。

国展の創立に寄与した柳宗悦を中心とする「民藝」は100年の節目を迎えました。松本民芸の中心地である松本市でも、展覧会「アウト・オブ・民藝」が開催されるなど、歴史を含めあらためて国展の活動に対する評価が高まっています。

信州国展とは―中央文化の風を信州へ

「信州国展」は国展の長野県内作家による展覧会です。3年に1度の信州国展は今回で15回目を迎えます。

全国に出品作家のいることも国展の特徴です。全国規模の審査にもまれ、首都圏で学んだり活動した芸術文化の風を、地元信州へ広めていくことを作家達は使命だと考えています。

信州・長野で養われた感性を中央へ、中央の芸術文化の風を長野へ。信州国展の作家達は県内の芸術文化の振興に努めています。

今回の信州国展は―活躍する長野の作家たち

今回の信州国展には、絵画部32名、版画部1名、工芸部7名、写真部3名、計43名が出品します。

絵画は油彩やアクリルから半立体まで新たな素材を生かした作品。版画はエッチングやアクアチントなどの線の集積による手の込んだ作品。工芸は木工芸や漆工芸など信州の伝統技術を盛り込んだ作品。写真は風景写真の他、新しい写真技術に挑戦した作品。など4部門によるバラエティーに富んだ作品の数々が出品されます。

この6年間で、この信州国展のメンバーの中から絵画部4名、版画部1名、工芸部1名、計6名が国展の本展で受賞しました。中央で評価される県内作家の作品が、県内で見られる貴重な機会となっています。

信州国展から国展NAGANOアートフェスタへ

今回より、既存の出品者のグループ展から、新人作家を広く県内から募り、作家同士が互いに刺激し合う展覧会へとリニューアルしました。

3年に1度、長野県内の匠と新人が共演する美術の祭典として、長野県美術界の活性化を目指します。

第13回 信州国展の様子 ①

第13回 信州国展の様子 ②

第13回 信州国展の様子 ③

同時開催

新人選抜企画展《新しい眼 in NAGANO 2023》

長野県内から選抜された、新しい感性を持つ作家達の作品を展示する企画展です。

長野県内で活動する新人作家の発表活動支援し、県内美術界の活性化を図ることを目的として開催します。

14名の新人作家の作品が展示されます。

 

 会期 2023年1月5日〈木〉→1月9日〈月祝〉

 会場 松本市美術館・入場料=無料

 時間 午前9時→午後5時(最終日は4時まで)

 主催 新人企画展「新しい眼 in NAGANO」実行委員会

 後援 長野県教育委員会、松本市教育委員会、塩尻市教育委員会、安曇野市教育委員会、信濃毎日新聞社、MGプレス、市民タイムス

新人選抜企画展《新しい眼 in NAGANO 2023》 会期中イベント

■ギャラリートーク「ボクらはコウして」

2023年1月9日〈月祝〉11:00~

新人選抜企画展出品者によるトークイベントです。

作家自身が作品について分かりやすく解説します。

新しい美術表現や新人作家の今に興味がある人におすすめです。

新人選抜企画展《新しい眼 in NAGANO 2023》 出品作家

〔絵画〕

石 井 知 佳   石 川 麻優子

岩 井 美 樹   大 澤 志 乃

大 森 康 一   塩 原 理絵子

高 寺 美 桜   滝 沢 美 穂

津 田 翔 一   野 田 ふ み

バ バ モエナ   増 田 瑠 奈

油 井 祥 子

〔彫刻〕

山 田 実 穂

次回と前回の信州国展《国展NAGANO》のページへ

〔前回〕第14回信州l国展(2020)のページへ