長野県上田東高等学校

アートギャラリー e"

上田東高校 美術班
 
巨大画ワークショップ「みんなで描こう てがたりゅう」

 

地域活性化イベント「MATCHフェス2024」に合わせて、主催の長野大学公認サークルMIZUMATCHより上田東高校美術班へ、巨大な干支龍の巨大画アートのデザインを依頼がありました。

 

「MATCHフェス2024」は、地域と人をマッチさせるイベントで上田を盛り上げたい!という長野大学学生サークルMIZUMATCH(ミズマチ)が主催する地域活性化イベント。今年度は、2024年5月19日(日)に上田城跡公園やぐら下芝生広場を会場に開催。

 

2024年度の干支であり、繁栄の象徴である龍の絵を参加者みんなで作り上げることで、上田市の繁栄と今年一年は良い年になることを願う、というコンセプトのもと、上田東高美術班員がデザイン画を制作。2年田中妙さんのデザイン画が採用されました。他の干支が龍に乗り、天に昇っていく穏やかではあるがダイナミックな絵です。

 

このデザイン画をもとに、4月に4m大の巨大画を長野大学生と東高美術班とが協力し制作。教室半分ほどを使い、布紙にアクリル絵具で描きました。

 

当日は、来客者に龍の鱗に手形を押してもらい、巨大画を完成させていく「みんなで描こうてがたりゅう」のワークショップを行います。

大きな一つの作品を生み出すことで、参加者に一体感を形成し、感動・達成感の共有を目指します。

巨大画アートワークショップは、MATCHフェス会場の真ん中に平置きで設置し、メインイベントの一つです。

 
田中妙

 
「てがたりゅう」が できあがるまで 1

上田東高校2年田中妙さんがイラストアプリibisPaintで線画の下絵を描きました。
コンセプトに合うように何度も描き直したものです。

 

 
「てがたりゅう」が できあがるまで 2

プロジェクタで下絵を投影し、輪郭線を写します。
大きさは横2.5×縦4.2m。

 

 
「てがたりゅう」が できあがるまで 3

アクリル絵具の黒で輪郭線を入れます。
今回は屋外で使用のため、水に強い布と紙の特性を持つ「タイベック」を使用しています。

 

 
「てがたりゅう」が できあがるまで 4

長野大学MIZUMATCHサークルの皆さんと協力して色塗り。
アクリル絵具で、原画を見ながら塗っていきます。

 

 
「てがたりゅう」が できあがるまで 5

色塗り完成。
うろこと背景に手形を押してもらうスペースを空けています。

 

 
「てがたりゅう」が できあがるまで 6

当日てがたを押してもらっている様子。
洗いやすいようにポスターカラーを使用しています。

 

 
「てがたりゅう」が できあがるまで 7

手を汚したくない人には、4分の1キラキラ折り紙を用意。
そこに好きな言葉や絵を書いてもらい、両面テープで背景に貼ってもらいます。

 
上田東高校 美術班

 
「てがたりゅう」が できあがるまで 8

夕方小雨のためテント内に移動しましたが、全面に手形が押されて完成。
完成後は、コミュニティセンター「まちなかキャンパスうえだ」に展示予定となっています。

 
 
「MATCHフェス2024」のチラシ。
当日は、甲冑着用体験、上田紬アクセサリー作り、武石ろうそく作り、農民美術工芸体験も行われました。
多くの飲食物の出店があり、何を食べようか迷うほどでした。
 
 
信濃毎日新聞様に記事を掲載していただきました!